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★"共存"vo.2
★共存びと
★LIFE心/ハヤシユリコ
★松本みゆき
★永島幸子
KYO-SON fashion/yaya
★フルーツタルト/
 吉本こずえ
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★"共存"最新号
 
    共存 vol.2

2003年2月発行
共存びと ダブルハピネスゲストハウス/小野田次郎
表紙デザイン ハヤシユリコ

プレゼント:今回LIFE心からプレゼントがあります。
応募の詳細はもうちょい下のLIFE心をチェック!
  (c)2003
ハヤシユリコ
 

<配布箇所> 順不同

-東京-

★ポップチューン
(代官山/雑貨)
★ユトレヒト(代官山/古本)
★DHギャラリー(渋谷/フリースペース)
★GRACE LAND(西荻窪/雑貨)
★YEBISU806(恵比寿/料理教室)
★アンテナカフェ(渋谷/カフェ)
★Non(渋谷/カフェ)
★smooth(中目黒/美容室)
★アンドレア下北沢(下北沢)
★ORANG(下北沢)
★下北沢 東京 WE GO(下北沢)
★トヌ・コア Hair Creation(下北沢)
★GROOVY(下北沢)
★saLad bowL aries(下北沢)
★saLad bowL gemini(下北沢)
★昭和30年代専門店オムライス(下北沢)
★BIG MOUTH(下北沢)
★Studio Mix(下北沢)
★DON(下北沢)
★M(下北沢)

 

-愛知-

★PHONON
★TAP ROOM CAFE
★WAX BERRY
★Each Worth

-大阪-

今回は大阪の配布予定はありません。


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共存びと vol.2

「ダブルハピネスゲストハウス(DHギャラリー)/小野田次郎」

共存にやって来る人たちのことを「共存びと」といいます。
毎回ステキな共存びとがステキな作品を発表してくれたり、
ステキなライフスタイルを教えてくれたりします。

この共存webでは、誌面に掲載しきれなかったコメントを掲載しています。

(c)DHギャラリー

★ダブルハピネスゲストハウスのオーナー兼住人である小野田さん。
小さい頃から工作が大好きだったというだけあって、
なんとギャラリーも手作り!

そんな小野田さんが作り上げたのは、ゲストが集まるフリースペースと
ちょっと夢に近付ける時間でした。

 

3年前、アジアを一人旅したときに感銘を受けた「安宿:ゲストハウス」。
日本へ帰ってきて自分の部屋をゲストハウスっぽく改装したことが全ての始まり!


青山にゲストハウスを作って1年ちょっと経った頃、隣の部屋が空いて
その部屋も借りる事にしたんです。(1フロアに2部屋しかないから2部屋借りれば、なんと1フロア借りていることに!)
2部屋借りる事はチャンスでもあったけど、家賃も倍になりキープするのが大変だった。
まだギャラリーを使ってくれる人がそんなにいるわけじゃないし、2年目はすごい厳しかった時期でした。

共:小野田さんはビル全体の掃除と引換に家賃をディスカウントしたと聞きますが…

オーナーが知り合いだったこともあるけれど。普通に住んでいるよりは掃除を引き受けちゃうことでその分を家賃から引いてもらうことにしました。毎日やらなきゃいけないんだけど、そういうことしなければ2部屋キープは難しいし。
(共:でもそれが出来る人ってなかなかいないっすよね〜と永島感心。)

厳しかった2年目も終わり、3年目になってくると、改装をしたり、設備も整って使ってくれる人も増えて、特に春・秋はスケジュールが埋まるようになった。
それまでは埋まらないスケジュールの間をどうやりくりしようかすごい不安だったから
昨年(2002年)はDHギャラリーというアイデアが1つ形になってすごい嬉しい年だった。

ギャラリーやってて色んな人に会う度、自分よりも頑張っている人に出会う。
そうすると劣等感みたいなのを感じるけど、「もっと頑張らなきゃ」って思うんです。
劣等感って結局、次のステップにつながるものだからあっても良いと思う。
だから他の人を見てると羨ましく思ったりもするし、ちょっと頑張ってもうちょっとでいいからその人たちに近づきたい。

そう思って今年は、今までとは違うアイデアに挑戦していこうかなと思うんで、ギャラリー自体は続けるんですけど新たにプロジェクトを立ち上げようかなと思っています。

  小野田さんご協力ありがとうございました!
DHギャラリーは只今春先までのスペシャルプライス期間中!
平日1万円〜、土日祝日1万5千円〜でスペース貸出し中です!
DHギャラリーは小野田さんのご自宅でもあるので
ギャラリー見学の際は予めお電話にて予約をしてくださいね。

<感想>見習いたい限りです、その活力。:永島

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    LIFE心 / ハヤシユリコ

雑貨が大好きで、雑貨のデザインを学び、
現在グラフィックデザイナーをしてるハヤシユリコ氏は、
普段から雑貨に対する想いを「ライフごころ」と呼ぶ。
そんなライフ心うずくかわいい雑貨たちをハヤシセンスでチョイス&紹介します。

第2回は「消しゴム徹底研究」。
雑貨的な消しゴムをピックアップし、"消え度""使い心地"などをこの際分析!

★LIFE心vol.2で使用した消しゴムを各1名様にプレゼント!早いもの勝ちです。

1.LYRA(終了)
 
2.MILAN(終了)
  3.rotring   4.MIDORI  
5.月光荘(終了)
★応募はメールにて受付中!残り2つ!!
<応募方法>1.ご希望の消しゴムと氏名を書いて送って下さい。2.その消しゴムが残っているかどうかを書いて
メールを返信致します。3.そのメールを受取りましたらお届け先の住所などをメールにてお知らせください。
★メールの件名を「共存/LIFE心プレゼント係」と打って頂けると分かりやすく、助かります。奮って応募下さ〜い!

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松本みゆき

オリジナルキャラクターです。
オリーブ少女的なクマのはなと、孤独を愛するネコ・星ネコ。
仲がいいような悪いような、曖昧な二匹で設定中。


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    永島幸子

「NINJA-MIX」

2000年から描き始めた「NINJAシリーズ」をMIXしました。
ど真ん中の昔の写真風なのは、TONO AIRLINEの広告をイメージ。
なんだろう…「誕生日割引き」みたいなのが殿航空にもあるのかも??

成分表:NINJA数娯禄、NINJA Tシャツ、NINJA待ち受け他

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    KYO-SON fashion / yaya

スタイリストyayaのファッションコーナー。
愛犬テンとのスタイリング写真+お薦めアイテムの紹介。
webではスタイリング写真で着用していたアイテムを紹介します。

<訂正とお詫び>
共存の誌面で一部誤りがありましたことをお詫び致します。
正しくは:リバーシブルジャケット 3900円>39000円
     革靴 300円(価格が書いてありませんでした)

    バイカラー帽子
/スタイリスト私物

お店で初めてみた時、自分にもこんな白×黒が似合ってる!!なんて思い即購入。深くかぶられてあったかい。帽子のフチには黒のファーがあしらってあります。
    白マフラー
/スタイリスト私物

1度なくして、もう1度買ったマフラー。締め付けないので下に薄いスカーフ、マフラーを付けられます。オンリーで付けるときは寒さなんてガマンです。
               
    マント
/ウェストン
13000yen

マントがずっと気になっていて見つけたのがごく普通なかんじのマント。ネックのところが大きめに開いてるのでインナーを見せてみたりボリューム有りのマフラーを巻くとカワイインじゃないでしょうか?
    レース手袋
/2.STAR
200yen(リサイクル品)

リサイクル品ですが最近カジュアル×ゴージャスなコーディネートが多いみたいなのでチェック入れときました。肘のところまでくる"お嬢様レース手袋"。
               
    Aラインセーター
/ワルツ
(リサイクルショップ)
1000yen

なんとまぁ長いAラインセーターなのでお尻や太ももも隠せちゃいます。素材が柔らかいので腰の辺りで派手めのベルトやリボンなんかでコーディネートを楽しんでもらいたいです。
 
  スパッツ
/aimer feel アメリカ村店
by sock kobe/1900yen

かなりロング丈のスパッツ。くしゅくしゅとだぶらせて履いても面白い。スマートな方にはラインがきれいなのでパンツとしても活躍しそう。ウェスト部分がシンプルな黒ゴムなのでベルトで装飾しても良いかも。
               
    レッグウォーマー
/スタイリスト私物

今年5色を買ったレッグウォーマー。ほとんど毎日のように付けてましたね。レッグウォーマー中心のスタイルがほとんどでした。
 
  シューズ
/スタイリスト私物

初めての黄色い靴で、色が2色以上の靴。どうなることやらと思っていましたが、今はうまくニューバランス君と付き合ってます。とーっても軽量で歩きやすいです。
               
    レザーブローチ
/甲斐すみえ(2.STAR)
2000yen(セール価格)

総レザーで出来たブローチなのでニットなんかにも付けられる。大きさが結構あるのでシンプルな洋服に1つ付けるだけでポイントになりますね。作家品で要相談で違うデザインでも作ってもらえます。
問合せ:共存/永島まで
 
sorry,
no picture.
  迷彩パーカー
/2.STAR
700yen

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    フルーツタルト/吉本こずえ

いくつかのフルーツになぞられた登場人物が
共存しながら生きていく姿を描く。
第2回目は"出逢い"。

バックナンバーでは前回までのストーリーを掲載しています!

 
Vol.2
  *Chapter 1. They meet each other*

1.Peach meets Pear
 その日は、風の強い春の日だった。ゴウゴウと、まるで嵐のように風が吹いていた。
 午後から歌のレッスンを2時間受けて、そのあと夕方からファミレスのバイトに入って、部屋に帰り着くと、もう10時を回っていた。
 いつもならレッスンからバイトに向かう間に一度部屋に戻って、炊飯器のスイッチを入れたり、洗濯物を取り込んだりしておくのだけれど、その日は歌の先生がレッスン後に珍しく長話をしてくれたおかげで、その時間がとれなかった。なので、バイト帰りにコンビニで買ったお弁当をレンジに入れてから、暗闇の中で冷たくなった洗濯物を取り込もうと、窓を開けた。
 外に出ると、すぐに"異変"に気づいた。明らかに洗濯物が足りない。とりあえず出ている分だけ取り込んで、庭と言うには狭い物干しスペースを、残りを探して這いつくばって探し回った。
 「あのぅ」と、ちょっとハスキーな女の子の声がしたのはそのとき。
 育ちの悪い芝生の上にミニスカート姿で這うような状態で振り返ると、隣の部屋との境を区切る、胸くらいの高さのパーテーションの向こうに、フチのある眼鏡をかけた女の子が立っていた。
 その子は片手を頭の高さくらいまで上げると、「もしかして、コレ?」と言った。
 その手にあったのは、なくなっていた洗濯物だった。
 「あ、はい」と答えて立ち上がると彼女は、「風でね、こっちに飛んできてたの。まだあるから、とってくるね」と部屋に戻ろうとしたので、「あ、いい。玄関から取りに行きます」と言うと、「じゃ、お茶でも入れときます」と答えた。
 これが、モモとリオの出会い。

2.Pear meets Berry
 よく晴れた春の午後、なにもすることがなくて、部屋でごろごろしていた。
 つけっぱなしのテレビには、2年くらい前にやっていた青春もののドラマの再放送が放映されている。
 あのころはよく友達と、ドラマの主人公に自分を投影したりして、たわいない話で盛り上がったりもしたけれど、2年経って主人公の年に少し近づいてみると、なんだか「あり得ないよなぁ、こんな展開」なんて、冷めた目でしか見られなくなっていて、そんな自分に少しへこんだ。
 引っ越してきたばかりで、近くに親しい友達もいない。手を伸ばしてつかんだ携帯から『ヒマだよー』なんて、友達にメールを打ってみても、バイトや講義で忙しいのか、返事も返ってこない。
 ずっとひとりでいても鬱々するだけだし、外の天気も良いし、買い物がてら気分転換に散歩でも出かけることにする。
 アパートは、玄関側の通路を101号室方向に歩いていき、建物がきれた左側が階段、右側に少し通路が続いていて、その先が路地に面したアパートの入り口、という構造になっている。部屋を出て、通路を歩いていくと、右側に曲がってアパートの入り口に向かう右側、ベランダのない1F住民のための物干しスペースと通路を隔てるパーテーションの上に、体を折りたたむように覆い被せている男の子がいた。
 思わず驚いて、「きゃ」なんて女の子らしい悲鳴を上げてしまうと、その男の子もこっちに気づいて、体を起こした。彼の手には、大きなカメラがあった。
 まだ春先なのに、なんとなく日焼けしたその男の子は、「ごめん、驚かせちゃった? 庭で写真撮ってたら夢中になっちゃって」なんて、照れ笑いを浮かべながら言う。
 夢中になるほど、なんの写真を撮っていたのかと思って、「なに撮ってたんですか?」と聞くと、「ん? いま撮ってたのは、コレ」と、彼が地面から拾い上げたのは、散った桜の花びらだった。
 「緑の芝生の上に落ちてるピンクの花びらがきれいなんだよ」と、目をキラキラさせながら熱く語り出す彼に、意味もなく笑いがこみ上げてくるのを止められなかった。
 これが、リオとミノルの出会い。

3.Berry meets Peach
 夜の9時過ぎだった。
 最近撮りだめした黒白写真のフィルムをまとめて現像しよう、と思い立って、ユニットバスに現像の支度を始める。カラーはさすがに面倒で、うちで現像はできないが、黒白のフィルムくらいは現像できるので、そういうときは窓のないユニットバスが暗室の代わりだ。
 現像液や定着液、現像に使う用具や時計なんかを用意して、ユニットバスの電気を消すと、フィルムをフィルムケースから取り出して、リールという器具に巻き付ける作業を始めた。この作業中にフィルムを光に当ててしまうと感光してしまうし、リールに巻くのを失敗すると現像液に入れたときにフィルムが張り付いてしまうので、この皇帝を失敗するとせっかく撮ったフィルムがまったくの無駄になってしまうこともある、相当重要な行程だ。写真を始めたばかりの頃は、よく失敗して悔しい思いをしたものだ。
 リールに巻いたら今度はそれをタンクに入れ、光が入らないようにフタをする。これでいったん電気をつけることができる。電気をつけて、タンクに現像液を入れようとしたそのとき、突然、隣から大音響の音楽と、ドンドン、という足音が聞こえてきた。
 ここんとこ毎晩コレだ。集中も出来やしない。
 一言文句を言ってやろうと、現像液とタンクを置いて部屋を出る。
 隣、102号室のインターフォンを押してみるが反応がない。あれだけ大きい音で音楽かけていれば、気づきもしないかも知れない。試しにドアを叩いてみると、何か気づいたらしく、ドタバタとドアに向かって小走りに向かってくる気配がした。
「はーい」
 声が女の子のものだったのでちょっと臆しながらも、でもやっぱり一言言わなきゃな、と思い直してドアの前で待っていると、すごい勢いでドアがこちらに向かって開いた。
 「なにか?」と言いながら出てきた女の子は、なんと、いわゆるレオタード姿だった。彼女の格好に驚いて言葉を失っていると、彼女もきょとんとした顔をして困っているようだった。
 開いたドアの中からは相変わらず、陽気なメロディーの音楽が流れてくる。
 これが、ミノルとモモの出会い。

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*共存 vol.3について*

☆2003年5月発行予定。
☆共存びと…夏らしい内容になりそうです!
☆表紙デザイン/松本みゆき(予定)

vol.3ではなんとメンバーが増えます!

只今印刷中!
3号の表紙はこんなかんじ。
白いワンコを見かけたら即ゲットしましょう!


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